“Furuya Guitar Works × OGAWA INLAY CRAFT” 古谷ギターと小川インレイがコラボし三木楽器200周年を記念して製作された1本のみのスペシャルモデル。

本器は2人の国内トップレベルクリエイターによるコラボレーションを経て製作された三木楽器200周年モデル。

厳選されたマスターグレードのスイスムーンスプルーストップ、漆黒の中にサップが際立つ重厚なアフリカンブラックウッドサイド&バック、マホガニーネック、エボニー指板&ブリッジ、Gotoh製510チューナー(ウッドノブ)、こちらもバック材同様、サップがポイントとなるアフリカンブラックウッドヘッド表化粧板、ヘッド裏にはカリマンタンエボニー化粧版、ウッドとパウアアバロンを用いて雷をイメージしデザインされたコンセプトデザインロゼッタ、エボニーウッドバインディング、フローレンカッタウェイ、640ミリスケール、43.5mmナット幅。トップブレイシング構造はエックスを基本とした低めのマイルドリースキャロップドオリジナルブレイシング、ラッカーフィニッシュ。

指板の8F-13Fにかけて施されたインレイワークのテーマは"鬼札"(Oni-Fuda)。大枠のデザインは古谷氏が行い、インレイワークは国内最上級のインレイ技術を持つ小川氏の最高センスによって具現化されました。
古谷氏によるとアフリカンブラックウッドが持つ深い黒が雨のイメージを連想させる印象を受けていて、江戸時代から続く三木楽器とのインスピレーションも相まり、花札の雨札に登場する鬼札にインスパイアされるデザインに行き着いたとの事。花札の中でもジョーカー的な役割を果たす札がモチーフというポイントもミステリアスで惹かれるポイントです。ロゼッタに関しても鬼札にちなんで雷がモチーフとなったデザインになっています。

シェイプはFURUYAギターの数あるシェイプの人気3大機種の1つと言える《SD(Small-D)》シェイプ。《RD》というドレッドノートタイプと、《Solo Consort》というOMスタイルモデルのちょうど中間に位置する15.5インチ幅のコンパクトなドレッドノートで、OMサイズのハードケースに収まるのが特徴です。

腰ブレがない基音を持ち、太く鐘を鳴らしたような倍音を持ちながら揺れが少なくまっすぐに長く伸びるファットな低音。バスっと弾ける空気感は程よくありながらもあえて少な目でその分弦の解像度を上げたサウンドメイキング。フィンガリングでの演奏はもちろん、フラットピックで弾いても潰れることがなく、凛とした表情を見せます。タッチに素直で躍動感があり、表情が豊か、比重が重いアフリカンブラックウッドの良さを引き出した綿密な音像です。右手のコントロールであらゆるジャンルに適合できるポテンシャルを持ち合わせた一品です。

Furuya Guitar Works × OGAWA INLAY CRAFTの弊社200thモデルはこの一本のみとなります。まずは手に取ってご確認下さい。本当に素晴らしい一本です、お早めに。

《Furuya Guitar Works》
鎌倉の個人ルシアー、古谷武久(ふるやたけひさ)。
日本国内の大学を卒業後、3-4年のサラリーマン経験を経て、本場でギター製作を学ぶため、アメリカのアリゾナにあるギター製作学校の名門ロバート・ベン・スクールに入校。卒業後アーヴィン・ソモギ氏のもとで(Michi Matsudaさんが居た時代)短期的にノウハウを学び、その後2001年に帰国後、国内のショップやミュージシャンの楽器リペアに尽力、多くの種類のギターに直接触れ、基礎的知識の裏付けの基にギターについての構造の理解が進んだとの事。2007年からご自身のブランドを製造する"Furuya Guitar Works"を開業されました。現在活躍するルシアーの中でも一部のレジェンドを除き、いち早く海外での経験を積み、勉強を進めたお一人と言えるでしょう。現在国内で活躍するルシアー達の中でも兄的存在で慕われています。

《OGAWA INLAY CRAFT》
新潟県十日町市の工房にてインレイ職人 "Takayuki Ogawa" によって手掛けられます。ギタークラフト学校の経験から独学でインレイ技術を学び、2006年に工房設立。現在19年のベテラン。数々のインプットや想像の中で生み出されるデザイン性の高さと天性と長年の蓄積によって構築された高い技術は国内外のルシアーから絶大な信頼と案件数を誇り、ギターのカスタムインレイワークの中では群を抜いています。

ブランド
Furuya Guitar Works × OGAWA INLAY CRAFT
ジャンル
アコースティックギター
商品名
SMALL-D "Oni-Fuda" -MIKI 200th Anniversary-
取扱店舗
ギター専門店 梅田店

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